7月14日(水曜日) 地鎮祭
今日は朝から暑い。地鎮祭は汗だくになりそうだなあと思いながら現場に向かう私であった。
案の定、現場はめちゃくちゃ暑かった。ジャケットを着ていると倒れそうになったので、地鎮祭本番までは上着を着ずに日影で涼んでいた根性無しの私。
そしていよいよ、地鎮祭本番。暑いが頑張ろう。
色んなことがあったがやっとここまで辿りつけたぞ!!さあ、これからが本番だ!!と気合いを入れる私であった。
地鎮祭終了後GLの設定を行った。どこを建物高さの基準にするかを決めるのである。これをしっかり決めておかないと後で大変なめにあうのでしっかりみんなで打合せをし、決定したのであった。さあこれから地盤改良をして基礎工事が始まる。
8月12日(木曜日) 上棟式
天気もよくとてもいい感じで上棟式を向かえた。
今日はTさんの御夫婦の御両親が全員出席していた。御両親は建物の変な形に不思議がりながらも喜んでいてくれた。う〜ん御年配の方にはなかなか理解できないだろうなと思いながらも少しでもこの建物の良さを解ってもらいたかったので必死に御両親に建物の説明をした。
あと、1階の外壁の色に関して悩んでいることをTさん夫婦に打ち明けた。最初の設計段階では1階は吹き付け(ジョリパットと言う材料)だったのでオレンジ系の色にしようと設計の初期からTさん夫婦と打ち合わせをしていたのだが、減額調整後サイディング&塗装に変更になっていた。変更になった時点で、オレンジは無いなと思っていた私。さあどんな色にしようかなと思い悩む毎日がここからはじまるんだろうなと思っていた瞬間、Tさん奥さんが「紺色もかわいいんちゃうかなあ」と言った。お〜うと感激した私、ええやんええやんと思いながら、「よ〜っし。それで行きましょう」と叫んでしまった。
実は紺色というのは私の処女作になる橋本邸で幻に終わった色である、幻と言っても橋本邸はギャラリーで見てもらったらわかるが、竣工してる建物である。裏話になるが、橋本邸は別の敷地で実施設計まで完了していたのが一度中止になって、今の敷地で再度実施設計をしたと言う、いわく付きの処女作になってしまったのである。その幻の住宅の和室の壁の色を紺色にしようと橋本さん夫婦と盛り上がっていたのであった。それが中止になってしまって、橋本さん夫婦は寝込んでしまいそうになるぐらい落ち込んでいたし、私もそれまで1件も自分の作品がなかったのでやっと作品が出来る!!と期待していただけに凄くショックであった。そんな関係でずっと紺色には思い入れがあった私であった。
しか〜し、そんな思いはTさんの御主人には伝わることもなく、ちょ、ちょっと待って下さい、みたいな感じになった、さすがに紺色の外壁なんてなかなか理解出来ない様子。Tさんの御主人にとっては、恥ずかしさが先に来るみたいだ。そりゃそうかも知れないなあと思いながら、これからじっくり説得して「絶対紺色にしてやるぞ」と心の中で決意する私であった。
上棟式が始まった、それまでは少し緊張ぎみの私。しかしお酒がはいったら調子にに乗るのは否定できない。缶ビールを2〜3本飲んだのだろうか、すでに上機嫌だった。小さい建物の割に、とても複雑な形をしたこの建物をトラブルもなくしっかりと組み上げてくれた棟梁やお手伝いの大工さんにはとても感謝、感謝だ。
上棟式も終わり、N社長といつもの西宮北口の飲み屋でちょっと一杯、打ち上げをした。とっても上機嫌に飲めた1日であった。