12月4日(土曜日) 竣工検査と見学会
やっと待望の見学会の日だ。私の中ではこの日を一つの目標として頑張っているとも言える。
まず朝9時からH建設とTさん、私達で竣工検査を行った。
私は前々からチェックしているので違う目で見た方が良いと思いスタッフの松本君にチェックしてもらった。Tさんと松本君の二人が問題箇所を指摘して行き、修正箇所を見つけだし、それを引き渡しの日までにH建設が直すのである。
見学会と言っても私の仲間等に見てもらって色々批評してもらうのが目的だ。(決して営業目的の見学会ではありません。ここらへんがハウスメーカーとは違うところです)
色々、声をかけておいたが、43人もの方が見学会に来てくれた。設計の意図や現場の説明などを説明するのにはとても多い人数だ。(説明出来なかった方々、本当にすみません)
見学会に来てくれたメンバーの説明をしますと、まず私の事務所のクライアントが3組程、あと私の設計事務所仲間、建築学科の学生さん、スタッフの松本君の友達(もちろん建築の専門家)、私が所属している建築士会青年部会の仲間達である。
みんなそれぞれ違う視点で見学しているのがとても面白い。
もちろんTさん家族もかけつけてくれた、色んなかたとお話してくれていたし、とても楽しそうだった。
とても楽しい時間が送れた1日であった。(見学会に参加されたみなさん、本当にありがとうございます)
12月13日(月曜日) 写真撮影
実は私が最も楽しみにしているイベント、それがこの写真撮影だ。
東京からいつもわざわざ来てもらっている建築写真家、大竹静市郎氏との久々の対面も楽しみの一つである。
大竹さんの感想も自分の勉強にもなるし、撮影しながらの大竹さんのおしゃべりもとても楽しい。大竹さんは、著名な建築家の写真も撮っていらっしゃるし、私のような若造の写真も気持ちよく撮ってくれる。とてもビッグなひとなのにとってもフレンドリーな方である。
この日も終止御機嫌で撮影してくれた。Tさんの奥さんも撮影の見学に来られ大竹さんと楽しくおしゃべりしてくれていた。
なんと言ってもこの日、一番インパクトがあったのは大竹さんと女優の吉永小百合さんのツーショットの写真であった、すっごく昔の写真(もちろん白黒写真)であるのだが、大竹さんの髪の毛があるのにまずショック!!(大竹さんごめんなさい)そして吉永小百合さんがめちゃくちゃカワイイのに感激、世の中にサユリストなる人々がいるのに思いっきり納得したのであった。
12月15日(水曜日) 引き渡しの日
いよいよ引き渡しの日がやってきた。Tさんの御主人もわざわざ会社を休んでもらっての引き渡しである。最終的な細かい施工のチェックを行い、各設備器具や部品の説明書、そしてT邸の鍵がいよいよH建設からTさんの手に渡った。
そして最後に私のこの日の決まり文句(ネタばらしはまずいかな?)「1年間色々ありましたが、家づくり、楽しんでいただけたでしょうか?」とTさんに聞いたら気持ちよく「はい」とおっしゃってくれた。感無量「ああ、とてもいい日だあっ!!」
12月19日(日曜日) Tさん家族入居
Tさん家族の新しいマイホームでの生活が始まった。Tさんにとっての念願の新しいマイホームでの生活がスタートした。
さあTさんにとってこれからどんなドラマ(カッコよすぎる??)が生まれるのだろう。とても楽しみである。(たまに電話やメールして聞いてやろう)
しかし設計者の私にとってはとてもさびしくなる日でもある。なぜかと言うと、いままで自分のわが子のように思っていた大好きな家に自由に出入りできなくなるのである。当たり前の話になるが、これからはTさんの許可を得てしか入れない。さすがにこの日はわが子が自分から離れて行く気がして、とてもさびしく感じるのであった。これは今まで竣工してきた建物全て、毎回感じているのである。もうそろそろ慣れたらいいと思うのだがなかなかそうはなれない。
「ちょっと建築オタクな自分」そう思う瞬間であった。